nagato湯本温泉 長瑞庵

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温泉につかりながら語り合える話題と、温泉旅館のような居心地を提供したいブログ

2020SW遠征-Day4-

 

Day3を投稿して満足していたのか、Day4が始まらないまま2か月が経過していたことをお詫びします。

 Day4はいったん御在所S.A.で目覚めた後眠って静岡県内で起きたところから始まる。

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太陽の塔っぽいよね

 18きっぷロングシートに縛り付けられる静岡区間も、こんな個室のついた高速バスで駆け抜けられるのは大変気分がいいもので、ボーっとしてたらバスタ新宿に着いてしまった。

なお、ロングシートに縛り付けられるなんて表現をしたが、東海道静岡区間は苦行でも何でもなく、絶対に山陽線山口区間のほうがしんどいと個人的には思っています。

バスタ新宿のすごさに感心する間もなくJRの改札へと吸い込まれ、651系に乗車すべく中央線と山手線を乗り継いで上野へ向かい、草津1号に乗車。

 

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この時代のG車というのは、今なら必須のコンセントもWi-Fiもないし、電動リクライニングみたいな機能もないが、とにかくゆったりとした作りになっているのが好きで、JR東日本で3列G車というのがほぼないのもあって(E653いなほは3列だった気がする)記念乗車をしたのだが、なぜ草津に向かうのかといえば、

という、乗り鉄界隈では吾妻線が乗車率100%ではなくなる事態が発生してしまったからである。しかも、中之条あたりの手前ではなく、長野原草津口というそこそこ奥まで来たところというのがなんとも厄介で、東京都心から渋川まで行くだけでもかなり時間がかかるのが更にハードルを上げている。新渋川みたいな駅作ってくれ……。

草津で特に何もすることなく引き返して東京まで戻り、実家のような安心感で東京駅の乗り換えをしたついでに飯を酒を買い込み、大量人間輸送列車・東海道新幹線に乗り込む。丁度高崎線に乗っていたころ、山口達也元メンバーが飲酒運転で捕まったという記事(元TOKIO 山口達也容疑者 酒気帯び運転の疑いで逮捕 | NHKニュース)を見た直後に、しかもJR東海車を引いてしまったせいで、

こういう気分にもなるもんだ。どうしてこうなった……。


名古屋で下車し、近鉄のフラッグシップであるひのとりに乗車。

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新車は新車のうちに一度乗っておくことを推奨する。特に座席は何年もたつと多少はくたびれるし、新車特有の雰囲気というのもなくなってしまう。

海幹のあとの近鉄特急で速度の落差を実感しながら、難波まで無事に帰ってきてしまったところで、この旅は終了です。

お読みいただきありがとうございました。

2020SW遠征-Day3-

Day2も平和に終わり、いよいよDay3に突入である。

前日は宮崎まで移動したが、この日は打って変わって福岡県内の私鉄を乗りつぶすだけの日である。

787系DXグリーンに6時間ほど揺られ23時半に博多に到着したのだが、

明くる日には博多駅始発の5時1分発門司港行に乗っている。これぞオタクと言わんばかりの行程っぷりであり流石に車内で睡眠を補っていると、折尾で起床。

黒崎で下車し、筑豊電鉄に乗り換え。

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風景も起伏も激しく、かなり面白い路線だと思う。次九州来て時間あったら、もう1回乗るかな…って感じの路線だったので、まだ乗ってないオタクは乗ってほしい。ちなみにnimokaを含む交通系ICカードが使える。

筑豊直方からJR直方までは徒歩10分強である。これも乗り鉄にはありがたい徒歩連絡圏内で、直方駅から平成筑豊鉄道に乗車する。

途中の金田で乗り換えるのだが、案内が一切なかった。なんとなく向こう側の列車なんやろなぁ…という感じで吸い込まれて乗って、しばらくするとドアが閉まってからドア閉まりますとか言ってきた。行先くらい言え。

 平成筑豊鉄道乗りつぶして行橋に到着する。飯を食う時間がないのでここで飯を済ませ、ソニックに乗車。883系に初乗車である。

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よくよく考えたら、のちに新造された車両とか、コンセントがあるらしい1号車に乗っておくべきだったんだが、そんなことを考えずに2号車の指定をとってしまっていた。

乗り心地が普通。めっちゃ普通。よく考えたら885も別に普通だったような気がするし、九州ってやっぱそんな感じなのか……となってしまった。

博多で885系かもめに乗り換え鳥栖で下車し、815系に乗り込む。大牟田で下車し西鉄で北上する。

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西鉄の特急って今はこれらしい。なんか赤と白のやつのイメージがずっとあったので、雰囲気も変わってしまっている。

途中の二日市で太宰府線に乗り換え、太宰府でUターンし、天神まで向かう。途中、春日原付近の連続立体交差事業はなんか、こう、すごかったのでオタクは一度見に行ったほうがいいと思う(絶望的な語彙力不足)。

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その後は西鉄貝塚線に乗車し、JR新宮中央まで徒歩で移動。博多から福岡空港までの区間を乗って、七隈線以外を完乗しておく。

天神で風呂(銭湯)に入って、博多駅に戻ってくると本日の宿が登場。

キング・オブ・深夜バス はかた号 である。

プレミアムシートにしたのもあるが、結果から言えばケツの取れる夢は見ないし、非常に快適。東京-福岡の移動を考えた時には候補に入れてもいいと思うレベル。今年の7月に導入されたばかりの新車なので、非常にオススメ。

途中は佐波川と静岡の2か所のS.A.で休憩があったほか、乗務員の休憩や給油があると思われるが、確認できたのは御在所くらいである。

改めて確認しても、やっぱかっこいいなコイツな。

ここらへんで日付が変わるので、Day4にご期待ください。

2020SW遠征-Day2-

何事もなく Day1が終了し、2日目の幕開けである。

 

基本的に限界旅行オタクの朝は早いことで有名であり、例に漏れず博多駅を6時前に出発。甘木鉄道を乗り潰す。

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なんか国鉄色っぽい感じのやつがいた。無知すぎるので、はぇ^~って感じ。

甘木駅で列車を降りると、

こんなのがあったので関西人ワイは無理やり理解らせられた。

 

甘木鉄道の甘木から西鉄甘木線の甘木までは徒歩3分とかの距離なので、乗り鉄にはかなりありがたい。初の西鉄甘木線になったタイプのオタクである。

そう、マジでこれなんだが、わかってくれるオタクがどれくらいいるのか。しかし、植物とか建物とかが全然そんな雰囲気がないので、やっぱ秋田とはちゃうんよなぁ…となっている。関係ないけど、701系はクソクソ言われることが多い気がするが個人的にはかなり好き。

久留米まで抜けると、西鉄久留米からJR久留米までは西鉄バスに初乗車。写真を撮ってないんだが、久留米市役所がなんかすごかった(こなみかん)。

久留米から九州新幹線で熊本へ。この切符が新幹線まで使えてしまうの控えめに言っておかしいんだが、その恩恵を受けるのはこの瞬間だけである。旅程を組んで壊した段階で鹿児島に立ち寄るプランは消えてしまったのである……。

800系に初めて乗車したが、うーん……これはN700のほうがいい。九州といえば座席の座り心地で萎え萎えになるんだが、これを新幹線クオリティでも発揮されるといよいよ疲れてくる。短距離の乗車なので何とかなっている感があるが。ところでJR九州の車両の中で座席が比較的良いと個人的に思っているのは815系とかである(303系は座ったことがないのでわからない)。

 硬い座席に揺られながら向谷実に耳を飼いならされたところで、熊本に到着。

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九州に来たし観光列車の1つくらい乗っておくか…という発想から、 いい時間に発車するこれにした。2度目の豊肥本線である。初乗車は2013年の8月で、

 

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 こんな被害にあって復旧した直後だった。

災害復旧記念乗車というわけで、乗り通していく。

 こんな場面にも遭遇しつつ、阿蘇を抜けて別府へ到着。

別府から大分まで885自由席に乗車。これが意外と快適でひっくり返った。唐突に石丸健次郎が出てきて、離合ってのは方言なんやでwって言ってきた。

大分からにちりんで南下し宮崎空港まで来たところで、今まで移動してきたものをチャラにするコレに乗車。

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昼行最長時間の特急に乗車して、博多へ。個室グリーンは抑えられてしまったので、妥協して

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DXグリーンにした。こっちは個室じゃないし、車端部だから揺れが酷いし、前方のパーテーションはあまり意味がないうえに、すぐ後ろに車掌が乗っているので往来が意外とあるというので落ち着かない部分もあるが、787系で唯一コンセントが実装されている座席という面では非常にアドである。この座席は正直なところ、かなり座り心地がいい。1編成に3席しかないが是非ともオススメしたい。

にちりんが走る区間にある通称宗太郎越えと呼ばれる佐伯-延岡間はいつの間にか普通列車が1.5往復になってるし、18きっぷなんかで乗ろうとする方が無理がある感じになっていた。前は1日3往復に加えて市棚までの区間運転もあった気がするが……。北海道は前から18きっぷ不向きだが、こっちも負けず劣らずである。

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宗太郎越えにはキハ220が使われていた。

この区間普通列車で乗ったことある人のほうが絶対少ないと思う。

787系に揺られること6時間6分、博多に到着する。正直なところ、6時間6分座り続けるってのも人によってはかなりキツいかもしれないのだが、翌日はこれの倍座ることになるらしい。

それではDay3をお楽しみに。

2020SW遠征-Day1-

どうも、お久しぶりです。

 

ようやくこのブログの存在意義を見出せそうな気がするので、お付き合いください。

 

 

さて、世間は9/19~22で4連休らしく、その乗るしかないビッグウェーブに乗りたかったんだが、仕事には勝てなかったよ…

連休初日を労働に捧げてしまっては不本意なので(有給取れとか言わない。いや、取れるけど)、とりあえず退勤したらその足で行くかぁと思い、適当に旅程を組み上げ始めたのが7月末のことである。

www.jrkyushu.co.jp

こんなやつが発売されているので1年半ぶりに九州でも行こうかと思い、旅程を組んでは壊し、組んでは壊し、スクラップ&ビルドを繰り返して2日間の九州満喫コースを完成させたのだが、せっかくの連休なのに1日余ってしまっては無駄なので、過去に組み上げて放置していた別の行程をデータの海から引っ張り出し分解して、適当に繋げたところで限界旅行の完成である。

限界旅行ができるのも、中学・高校の時に18きっぷで日本を庭のように移動していた過去があるからなんだと実感している今日この頃である。

 

さて、4連休初日からいわゆる”すごい人”を複数観測しながら労働をキメて、定時になった瞬間光の速さでタイムカードを打刻した。Get Wild退勤と行きたかったんだが止めて引くほど悠長にはしていられなかったので、ランスロット発進!みたいな感じで退勤した。

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みんなもギアス、見よう!

割とコレ、「退勤時の俺」って感じの雰囲気あって好きなんですよね。

 

さて、そんなこんなで新大阪へ向かい、新幹線で九州!といきたかったんだが、九州に行くってことは広島を通るので、可部線の延伸区間をつぶすために広島で途中下車。可部線の227系に揺られ、あき亀山に到着する。

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3年9か月ぶり2度目のJR西日本完乗である(2017年正月に新下関→広島を山陽新幹線で乗車し、達成している模様)。

これまで可部線といえば105系に乗ってたので、227系は新鮮だった。着いたところで、真っ暗な住宅地に放り出されても仕方ないので、10分くらい駅前をさまよって奇人ムーブをキメてから乗ってきた電車に乗る。

横川まで戻ってきたところで貨物列車の遅れに巻き込まれ、乗車予定の新幹線には間に合わん模様。こういう時のために、広島からは自由席にしておいたのが功を奏したといえるだろう(ただの費用削減)。

新幹線の車内でボーっとしているといつの間にか

九州に突入しており、そのまま

などと申しており、博多(梅田)に到着する。

 

それではDay2をご期待ください。

夏休み

今年は流行り病のせいで夏休みが短くなっている学校も少なくないと思うが、昨年人生の夏休みと称して365連休に挑んだ元ニートの自分も、今年の春からまともに労働を始めた結果、夏休みがたったの数日になってしまい非常に悲しくなっている。

 

そもそも、ブログを立ち上げた理由の一つが旅行記を書くところにしたいなどと思っていたのだが、ニートの時代は金もなく、金を得たころには疫病で自粛警察が蔓延っていたので、高性能なPCのスペックを存分に発揮することもなくダラダラとネットの海を漂っては惰眠を貪るだけの休日を過ごすことが殆どだった。

 

そんな俺にも夏休みに旅行の話が舞い込んできたので、ダラダラ行程記を書きますゥゥゥゥ…………

 

8月13日

 

友人に会いに岡山へ。

なんか普通に観光して終了。

およそオタクとは思えないきれいな旅行だった。

おっさんの横顔みたいな岩見て、かき氷とか食って帰った。

 

 

8月15日~16日

 

和歌山に行った。

 

適当にマリーナシティの横にある黒潮市場で飯を食い、連日の暑さに溶けながら千代の富士ばりの体力の限界を感じ、投宿した。黒潮市場でうなぎ御膳か何かを食っていた友人がなぜかうなぎのことをマグロって言ってたのは、よほど渡哲也が亡くなって悲しんでいたのか、暑さにやられたのかどちらかだと思う。

www.senzanan.com

泊った宿がここ。GoToとかで安くなってたが、1棟貸の物件を中心に探していたところヒットした。いや、内装とか撮ればよかったんだけど、ついた瞬間に荷物を放り投げてダラダラし始めたので部屋が散らかり放題になり、翌朝はチェックアウト寸前まで泥になっていたので、結局撮影できず仕舞い。サイトにきれいな写真が載っているので、それでも見て()

友人間で宿泊をすると必ず炊事・皿洗い担当大臣を任命させられるので、ゆっくりすることも酒を飲みまくることもなく、適当に仕込みをして、釣った魚を適当に処理して、鍋を作ってやり、皿洗いをして、風呂も沸かしてやり(ボタン押すだけ)、結局休んだのかどうなのかわからないことになっている。

ただ、宿に鍋がなかったのがー114514点であり、オークワで鍋は売ってなかったのでそこそこの深さがあるフライパンで鍋を数回に分けて調理する手法をとったところ、「水曜どうでしょう」のシェフ大泉並みの食事時間の長さと相成ったわけで、満腹になったうえでの炒飯とも雑炊とも言えない、謎のシメが出来上がったころには全員が死んでいた(旨いけどキツい)(自業自得)。

当時、GoTo構文とかいうのが流行っていた気がする。

ああ、ここ湯浅は醤油発祥の街で、刺身を食う時にもってこいのたまり醤油とかをここで買うと非常に充実したお刺身ライフが送れQOLが爆上がりするのでオススメ。

www.kadocho.co.jp

 

翌16日、どこに行こうか悩んでいたところ、エネルギーランドというのが白浜にあるらしい。関西に住んで15年以上になるが白浜童貞の俺はとれとれ市場と温泉と砂浜とパンダくらいの知識しかなかったので、そのエネルギーランドという地球温暖化を考える機会になりそうな崇高な施設に若干興味を持ってしまい、また、特にどこか行くアテもなかったので一路白浜を目指すことに。

友人曰く、エネルギーランドは行って楽しかったとのことなので、そこそこの期待をして行ったところ、家族連ればかりの場所であった。なんかトリックアートとか錯視とかがメインでエネルギー要素は1割くらい?だった気がする(ジオラマの作りは素直に驚く)。結局一番盛り上がったのは錯視でもエネルギーでもなく、アスレチック的なやつで遊んで老化を感じる瞬間であったのだ……。

その後、とれとれ市場で飯を済ませてからは疲労やその他諸々もあり帰阪することとなった。

大阪まで帰ってきたところで、適当に飯を食い銭湯に入り帰宅して夏休みは終了した。

やはり夏休みは毎年365日くれ

 

コロナ禍の就活に思うこと

最近のニュースはどれもこれもコロナだコロナだとうるさいのであまり見たくはないんだが、実際この疫病がもたらすものは大きく、会社が倒産したり収入が減少或いは消滅する人が多くなったりと、使用者も労働者も苦労しているところが少なからず存在しているようである。

さて、多くの企業には定年制が設けられているが、定年を迎えて退職する人間が毎年何名かいると、それに伴って労働者を補充する必要がある。近年では中途採用というのも増えつつあるが、まだまだ新卒を中心に考えているところも少なくないだろう。こうやって人材の新陳代謝を行うことで、企業の新陳代謝にもつながり、時代に合わせた企業活動ができるというものである。新規に従業員を雇うということは、組織の新陳代謝を促しているのであって、その覚悟が必要だというのは以前どこかでツイートしたような気がするが、その一環に新卒採用活動があると思う。

近年の就活の傾向として、売り手市場であること、内定が早期に出されること、前年度の夏季インターンシップからスタートすることによる長期化などがあげられる。しかし、この疫病による経済活動の停滞というのは予測不可能ではあったが、これまでの傾向が変わる可能性がある。

www3.nhk.or.jp

昨年度に増して内定出しが早期化すると思われていた21年卒がここにきてペースダウン傾向にあり、業界にもよるが企業の業績が下がった影響で買い手市場になる可能性も否定できない。ANAは採用の中断を発表しており、他にも同様の企業が存在すると思われ、21年卒にとっては厳しい状況に置かれている。

もちろん、企業側も21年卒の採用活動(ESや面接)をしながら、22年卒のインターンの準備をしないといけないので大変だとは思うのだが…。

就活が買い手市場になると就職氷河期の様相を呈する可能性もあり、色々と都合が悪くなることも予想される。就活生にとって困ることと言えば、いつどこで篩にかけられて落とされるかわからないくらい多くのトラップが仕掛けられることになり、就活が余計にしんどくなるということは想像に難くない。就活をなぜか2回もやってしまった自分からすれば、あんなもの何回もやるもんじゃないので、そういう状況は作り出してほしくはないのだが、そうなりそうな未来が訪れることに悲しんでいる。

結局のところ自分は就活生でも何でもないので、経験もなく想像しかできないのであまり物を言うのは良くないとは思うのだが…

 

ところで、採用活動を中止するとその世代はまるっと抜け落ちる従業員分布になるので、中止を続けたり、採用人数を絞りすぎたりすると30年後くらいに今度は企業側がしんどくなりそうだなぁ…などと思うのである。

内定者の立場は弱い

お久しぶりです。仕事を始めて1ヶ月ちょい経ち、生活リズムが整ってきた筆者です。

 

さて、昨日晩飯を食いながらTwitterを見てると、こんな記事を見つけたわけで。。。

www.asahi.com

朝日の有料会員ではないので記事の全文は読めないが、内定者に対するパワハラともとれる行為がきっかけで自殺してしまったという内容である。内定者の学生は2019年3月卒ということで同学年であることから、どうしても他人事とは受け止められず、また、自身は内定を辞退した身であることも考えると、わからなくもない気持ちになる部分があったので、こうして筆を執った次第である。

真相は不明だが、亡くなった学生の遺族が発表したコメントが公開されているので、紹介する。

www.asahi.com

これによれば、内定獲得後に内定者交流サイトで活動を始めた学生は、次第にそのサイトに時間を割かれるようになったという。

企業が雇用契約の開始までに、内定者に対してどのようなスキルアップを求めるのかは自由であり、資格の取得を求めるものや、課題を提出するもの、何もない代わりに学生生活を楽しんでこいと言うところまで様々である。確かに、課題については量的にも多く、また、費用が発生するものであり、それを稼ぎの(少)ない学生に負担させ、卒業の要件に必要な研究の時間をそのような課題で奪ってしまうのは学生に求めるべきではないだろう。そもそも近年では採用活動が前倒し傾向にあり、大学が就活予備校とも呼ばれている中、その状況に拍車をかけているのが現状であり、さらにこのような課題の提出を求めるのは酷ではないか、採用条件の大卒の意味とは何なのか問いたくもなる。

内定というのは始期付解約権留保付労働契約で解約(解雇)の要件が緩く設定されてはいるが労働契約であることに変わりはない。労働契約として捉えるとなんでもかんでもやっていいわけではないし、会社ということで社会的責任もあるので、実際にこういう記事になっているのだが。。。

タイトルの通り、内定者の立場は弱いものである。そもそも使用者に対して労働者というのは立場的に弱いが、内定者というのは更に弱い。心理的側面によるものが大きく、いつ内定を断られるかという不安や、内定を複数持っていても一つに絞り込む必要性があり迫られる感覚があることなどが想像できる。また、内定を得た後自信に満ち溢れているわけでもなく、本当にそこでやっていけるだろうか、職場環境はどうだろうか、と不安に駆られる場面も少なくない。

そのような状況の中でハラスメントを受けると、内定を辞退するなんて発想が消える可能性もあり、余裕もなくなりどんどん自分が追い詰められていく。自分のメンツもあるだろうし、親に迷惑をかけたくもない。かといって就活を再び始めても、いい企業が残っているかどうかもわからず、また、就活でメンタルがやられることを考えるともう御免だと思うかもしれない。

自分はハラスメントを受けたわけではないので状況が異なるが、内定を辞退したわけで、そういった発想を持っていただけマシだったのかなと感じる。結果として就活の2回目をやったわけで、決して楽なわけではなかったし、そう何度もするものでもないと感じたが。

入社して、或いは入社しようとしてヤバいと感じたら、法的に問題がある場合は早目に対処するのが得策かと。でも、すぐ辞めると次の就活のときに(長く続かなさそう)など心象悪くする可能性もあるし、難しいと思いますね。どこの会社も、就労希望者に対しては条件の中の良いものしか見せない側面があるので、ある程度ドブを引くのは仕方ないと割り切ることで乗り切って、その次元ではない場合に限って対処できる余裕があれば、ぜひ心身を患わせる前に対処していただきたいですね。。。