nagato湯本温泉 長瑞庵

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温泉につかりながら語り合える話題と、温泉旅館のような居心地を提供したいブログ

2021.03東日本遠征-Day3-

Day2はこちら

さて、3月14日。遠征最終日である。

前日に仙台市営地下鉄を完乗したので、ついでに宮城県の他の鉄道にも乗っておこうということで週末パスの威力を遺憾なく発揮していただくべく阿武隈急行へ。前日酒を呷った気がするが、オタクの朝は早いのである。

まだ3月の東北地方なので朝ともなれば非常に冷え込むのだが、昨年から地球上で猛威を振るう疫病のせいで

ということで、非常に寒かった記憶がある。

槻木までは30分足らずで到着する。跨線橋を渡って阿武隈急行に乗り換える。2019年の台風19号の影響で被災した路線の一つだが、2020年10月末に全線復旧している。これまで災害で乗ることがかなわなかったケースというのが乗り鉄には少なからずあるので、こういうリスクを回避するためにも復旧したら早く乗っておくに越したことはない。

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早速こんな仕打ちをうけたが、長閑な田園地帯を抜け、県境の山間を川沿いに行き、街を抜けて福島に到着する。確かに東北本線経由のほうが早いのだが、接続が良ければそこまで遅くもないので、時間に少し余裕がある場合はオススメしたい路線である。

福島駅はJRではなく福島交通と同じホームに到着するので、そのまま福島交通に乗車。飯坂温泉まで往復して、サラッと完乗しておく。

元東急の1000系が導入されており、大阪メトロでも達成できていない(阪急のせい)全線VVVF化をあっという間に達成した。地元では車齢が40年50年の阪急や京阪なんかがまだまだ現役なので、非常に不思議な空間である。

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大阪メトロ全線VVVF化を全力で阻止してくる列車

福島に戻り山形県3セク山形鉄道を完乗するために山形新幹線で1駅の米沢へ向かう。赤湯まで行けばいいのでは?と思うものだが、当時は東北新幹線地震の影響で臨時ダイヤであり、その影響でいい時間帯に赤湯に停車するつばさがなかったことから、米沢から米坂線経由で今泉からアプローチする方が効率的であった。つばさは自由席が1両しかなく一般的に非常に混雑するらしいと聞いていたのだが、疫病の影響で余裕で座れてしまう。しかし、

という生粋の18きっぱーなので違和感MAXで1駅乗車した。

米沢で米坂線に乗り換え、今泉で更に山形鉄道に乗り換える。しかし、3月の東北地方ということでまだまだ非常に寒い。乗り換えの10分程度でも屋外だとかなり堪える。寒さに弱くなったと実感しながら、ようやく入線してきた列車に乗り込み、荒砥へ向かう。

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今泉駅の乗換案内。この古さがちょうどいい。

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いかにも3セクって感じの気動車

荒砥に着いたからといって、山形までバスで抜けるわけでもなくただ引き返し、赤湯まで乗ったところで完乗となる。赤湯からは普通列車の接続が非常によく、

結局福島まで普通列車でやってきてしまった。この米沢-福島間は719系5000番台のみの運用なので、磐越西線がすべてE721系になってしまった今では確実に719系に乗れる区間というわけである。もっとも、そこまでしなくても過去に仙台シティラビットとかで乗りまくって別にもういいんだが。

個人的には719系はここに座るに限る。

福島駅に着いたところで、やまびこがいい時間に来てくれるので、そのまま東京まで乗ることにする。乗車した車両には、たまたまTBSのクルーがおり、時期的におそらく震災から10年とかの取材か何かなんだろうなと思ったのだが、そのころに東北に訪れた人が多かったために1~2週間後の仙台市の感染者数がかなりの数になっていたような気がする。

東京からはまた鈍行で移動する。熱海の乗換時間があまりないことから週末パスはここまでにして18きっぷで移動する。元は取ったやろ(後ほど検証)。

 東京駅でサラッと乗り換えてE231に乗車したが、

という案件だったのを思い出しながら平塚と小田原で乗り換えて熱海に到着する。このままいけばホームライナー浜松3号という超乗り得列車に接続するのだが、緊急ナントカでありながら18きっぷシーズンという、ライナー券が買えるかどうか不明な状況下にあったので、一応売り切れの場合を考慮して行程を組むが

なんと余裕で買えてしまっている。乗った車両がたまたま沼津駅乗車整理券の券売機の前に着いたのもあったが、多少乗車位置がズレていても問題ないと思われた。6年ぶりのHL浜松3号である。

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373系ホームライナー浜松3号。乗車整理券を買えば乗れる。

改めて説明しなくともいいような気がするが、ホームライナー浜松3号というのは特急にも普通にも使える超汎用型特急列車373系を使用した、乗車券(青春18きっぷ)に乗車整理券330円を買い足すだけで、沼津から浜松までリクライニング付き転換クロスシートが確定でご用意されるだけでなく、当該列車は浜松からそのまま普通列車豊橋行となり、実質沼津から豊橋まで乗換なしで快適に移動できるという超優れものなのであり、それ故にかなり人気を誇る列車なのである。なお、昨今の疫病の影響で、乗車整理券を購入すれば、どこの席に座ってもいいという措置が敷かれているようだ。

豊橋での乗り換え時間が多少キツいことを除けば本当に快適である。豊橋から特別快速に乗り、途中の名古屋で下車。このホームライナー浜松3号、当日中に大阪方面へ18きっぷだけでは帰れない時間に運行されているため、名古屋から先はおとなしく新幹線に課金するしかないのである。翌日が仕事だったこともあり、新幹線で新大阪まで乗ることに。2日ぶりに時代の先端を行き、ギリギリ日付が変わる前に帰宅したところで今回の遠征は終了です。

 

週末パス:¥8,800

松本⇔新島々:¥1,420

松本→品川:¥4,070

品川→仙台:¥6,380

ここですでに元を取ったので計算を諦めた。週末パス万歳!