nagato湯本温泉 長瑞庵

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温泉につかりながら語り合える話題と、温泉旅館のような居心地を提供したいブログ

病院の話

最近、いつ病院に行きましたか?

ああ、病院というのは20床以上の病床数を有すると法律に定められているのは有名な話だと思うので、定義上の病院ということで話を進めますね。

ということで、最近いつ病院に行ったかなー?と思うと、意外と行ってないかも?という人もいれば、ついこの間まで入院してたんだよねとか、家族の見舞でとか、様々あると思う。働いてる人もいるかな?

病院というのはないと困る施設の中でもかなり上位に来ると思うくらいには、生活に欠かせないものになっている。しかし、ある日からその病院がなくなるかも…?という危機に直面している(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191029/k10012155791000.html)のは、知っている人も多いだろう。この記事にもあるように、再編の基準として①診療実績が特に少ない、②近隣に似たような機能を持つ施設がある、のどちらかに該当すれば公表されるようだ。公立病院はどこも似たような機能を備えがちなので、②に当てはまる可能性は高そうだよな、などと個人的には思ってる。しかし、市町村合併自治体が広域化しているのでそこはどうなんでしょうね?

これは多くの公立病院の経営が赤字であることや人手不足が原因で、人手不足に関してはどこの業界でも労働力不足であるために致し方ない部分が大きいだろう。救急車に乗せられて病院送りが決定してもたらい回しにされるのは、人手不足も原因だろう。また、医師については大学病院などでの無給医問題もあり、医師不足に拍車をかける事態となっている。公立病院が赤字であるのは、経営体質に依るところが大きい。コストカットの概念が浸透しているとは言い難いところもある。近年でこそ話題にされ徐々にされ始めている気もするが。

都市と地方では事情も異なり、一つの基準で病院を統廃合を議論するのは難しい部分もある。私立病院では撤退してしまうようなところを公的なもので補って市民の生活を支えており、公的サービスの恩恵を改めて感じる部分も大きい。

なんでもかんでも公的サービスを民間委託だ、コストカットだ、そういう機運がありますけど、カットされたり民営化されたら削られたりする部分があることを理解してからモノを言うくらいの責任は持ってほしいと個人的には感じてます。

なかなか議論は進まないと思うが、現状と先のビジョンを示すこと、メリットとデメリットを示すことは非常に重要であると感じる(https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/10/1008.html)。赤字覚悟で存続させることも機能を縮小することも、選択肢としてはあるので、地域にとってのベストを探してほしい。厚労省としても、公表されたすべての病院の統廃合を求めているわけではなく、回答を1年以内に欲しているだけである。

このような通達が発表されたので、いずれ各自治体からも病院の今後について住民説明会などが実施される可能性が高い。今の自治体に一生住むわけでもないしなぁ…などと思う人も多いだろうが、病院はいつ何時お世話になるかわからない上に、各地の実情を知るためにも、お時間のある方は参加されてはいかがだろうか。

余談ですが、大病院を受診する際には医師の紹介状がないと特別な料金が取られることは有名で、そのせいで病院の待ち時間増えてるし、医師も拘束されるし、いいこと何もないのでとりあえずかかりつけ医を見つけておくすり手帳作ってください。マジで。